肩こりと目は、関係があります。特にメガネを変えた人は要注意です。意外とメガネを最近変えたら、肩がこる様になったという人は、たくさんいます。目の疲れと肩こりについては、いろいろ関係は言われていますが、いまいちどういう理由があるかわからない方も多いので、今回は肩こりと目の疲れについて説明します。
目の筋肉がプルプルするから、肩がこる
実は目の筋肉も、腕の筋肉と同じで、ずっと力を入れると、プルプル震えてきます。これは、腕で重いものを持ち続けたり、おもいっきり力を入れたら、腕が震えると同じく、目もピントをうまく合わせられないときに、ピントを合わせる目の筋肉(毛様体筋)が震えてきます。
この目の筋肉(毛様体筋)が緊張すると、副交感神経が優位に、末梢の血流が減少してしまうため、肩周囲の筋肉の血流が滞ります。もし、この状態が長期間続くと、肩こりや、体のこりにつながる場合があります。
またこの目の筋肉(毛様体筋)は、近くを見ると特に緊張するので、特に近くのものを見続けることが多い人は要注意です
目の筋肉が原因かチェック方法
やり方は単純で、今までのメガネと新しいメガネで10分読書して、体の変化を見るというやり方です。この方法を行い、肩こりや、体のこりの違いがないか確認してみてください。もし、新しいメガネをつけた方が、肩こりや体の辛さがあるのであれば、メガネがあってない可能性があります。
目の周囲と顔の筋肉が硬くなると、肩がこる
肩こりは、特に目を開く筋肉と調整する筋肉が関係します。具体的には、目を開くためのサブの筋肉で頭全体についている筋肉(前頭筋、側頭筋)と、また目の動きのサポートをするために首の動きを調整するために首の付け根の筋肉(後頭下筋)が、肩こりと関係します。
まず目を開く筋肉については、特にサブの頭全体の筋肉が原因になりやすいです。このサブの筋肉は一つに筋膜でつながっている(SMAS)おり、またこの筋肉は肩の大きな筋肉(僧帽筋)とつながっているため、頭全体の筋肉がこると肩こりにつながる場合があります。
首の付け根の筋肉(後頭下筋)は頚椎につながる筋肉なので、この筋肉が硬くなると頚椎の中の自律神経に影響が出てきます。自律神経が乱れると肩こりや、他の愁訴が出る場合がありますので、首の付け根の筋肉もほぐすのは大事です。
頭のマッサージの注意点
これらの筋肉のマッサージは、特に頭部では注意が必要です。以下に注意点を述べます。
- 爪を立てない。
- 強く揉みすぎない。
- 叩かない。
これらをやってしまうと、頭皮を傷つけてしまい、抜け毛や、皮膚のトラブルの原因になるので、マッサージをするときは注意して行ってみてください。
頭のマッサージの方法
頭の生えぎわに手を置き、動きが悪い方向に数秒、優しく頭皮を指でずらします。
次は側頭部に手を置き、円を描きながらほぐし、その後先ほどの手順の様に、動きが悪い方向に数秒、優しく頭皮を指でずらしてください。