頭痛の種類は大きく分けると3つある
肩こりと頭痛は関係しています。そもそも頭痛にはどんな分類があるのでしょうか?
頭痛の種類は、大きく3つに分かれており、一次性頭痛、二次性頭痛、三次性頭痛に分かれています。
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一次性頭痛は脳に問題のない頭痛
片頭痛、緊張性型頭痛、群発頭痛などがあります。
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二次性頭痛は脳に問題のある頭痛
くも膜下出血、脳腫瘍、脳血管障害などがあります
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三次性頭痛は頭部神経痛、中枢性あるいは原発性顔面痛
頭部神経痛および中枢性顔面痛などがあります。
頭痛の種類も色々あり、肩こりに関係する頭痛も色々あります。しかし、病気と肩こりは関係あっても、肩こりがあるからこの病気だと言えないそうです(肩こりは鑑別診断の助けにはならないようです)
頭痛に関係する肩こりはたくさんあるが、大きく分けると2つ
マッサージや整体が有効な頭痛は主に片頭痛、緊張性頭痛など一次性頭痛の方が多いです。もしくは薬物乱用頭痛で薬を不必要に飲んで、体のこりもあって頭痛を併発している場合も、マッサージや整体が有効ではないかと個人的に考えています。(鎮痛薬を1カ月に10〜15日以上飲んでいる場合は、薬物乱用頭痛疑われるそうです。)
肩こりと関係が深い片頭痛や、緊張性頭痛について
片頭痛について
片頭痛は一般的に頭痛の起こる前兆があり、片側に起こると考えられています。しかし、実は片側だけの頭痛ではなく、頭の両側に起こる場合もあり、前兆がないものもあります。また原因は昔は脳の血管が収縮して起こると言われていましたが、今は三叉神経血管性の神経原生の炎症だと言われています。
片頭痛に対しての肩こりの施術で有効なのは、もちろん肩こりが片頭痛の原因になってるものです。しかし、片頭痛になる前に片頭痛が起こるサインとして肩こりが起こる場合には、肩こりの対策をしても変わらない場合があります。よって、肩こりの背術が有効である場合と、ない場合があります。
自分がどの片頭痛タイプなのか肩こり鑑別は難しいと思いますが、片頭痛の対策の一つとして、肩こりをまず改善してみるのは良いことと考えられます。
緊張性頭痛について
緊張性頭痛は3つのタイプに分かれています。稀発反復性頭痛、頻発反復性緊張性頭痛、慢性緊張性頭痛に分かれています。その分類は頭痛の頻度で分類されています。
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稀発反復性頭痛
1ヶ月に平均1日。多くは病的な意義はない場合があります。
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頻発反復性緊張性頭痛
1ヶ月に平均1から15日。精神的・身体的ストレスがある場合があります。
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慢性緊張性頭痛
1ヶ月に平均15日以上。脳の神経の問題がある場合があります。
緊張性頭痛で肩こりがある場合は、稀発反復性頭痛と頻発反復性緊張性頭痛であれば、肩こりの施術が有効な場合があります。