帯広de整体 こり楽とれ太│【芽室町の肩こり・腰痛】口コミ一番店

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薬と肩こりについて調べてみた!

薬で肩こりが効くかわからなかった。。。。

最初に結論を言うと、肩こりの薬やサプリメントとして色々出ていますが、トリガーポイント注射以外に、正直どれが良いのか、どのくらい良いのか具体的な効果はわからなかったです。身も蓋もない話ですが、色々調べても、この肩こりに「この薬は良いんだ!!!」ということすら、わからなかったです。。。理由としては、肩こりに効くかもしれない、肩こりに良いという薬やサプリメントはあっても、「じゃあ、どのくらい効くか?どんな人に効くか?」までしっかり書いている文献を見つけられませんでした。

しかし、わかった範囲だけでも書くことは、薬と肩こりの関係を考えるためのヒントになると思うので、今回は漢方薬を除く薬と肩こりについて書いていきます。

肩こりの原因は色々、一つの薬では無理

肩こりは原因は、筋肉や循環に由来するものだけでなく、色々な病気の症状の一つとしても起こります。

肩こりを引き起こす病気はたくさんあり、骨、筋肉、神経に関わるもので少し例を挙げると、変形性頸椎症、頸椎症性神経根症、緊張性頭痛、偏頭痛、頸肩症候群、痙性斜頸、リウマチ性多発筋痛症など、たくさんあり、それ以外にも循環器や、消化器、呼吸器、歯、精神的な病気など考えるべきものはたくさんあります。なので、全てに効果がある肩こりの薬はないでしょう。

また、たとえ筋肉の硬さが原因だと言っても、近年の研究では、肩の筋肉の硬さと肩こりは関係ないと言っているものも多いので、おそらく単純に筋弛緩剤を投与するだけでは難しい場合があります。うちのお客様でも筋弛緩剤よりも、手で体をほぐしてくれた方が良いと言う話も、結構聞きますので、おそらく単純に筋の硬さを落とすだけではうまく行かない場合もあるかと思います。

肩こりで使われる代表的な薬

肩こりで使われる代表的な薬は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)、中枢性筋弛緩薬、抗不安薬、抗うつ薬、その他外用薬などがあり、肩こりで使われる場合(肩こりは病気ではないので、肩こりの症状だけで薬が出ることは稀かもしれませんが。。。)を簡単に説明していきます。

痛い時は、非ステロイド性抗炎症薬

非ステロイド性抗炎症薬は、強い痛みを伴う時に使われることが多いです。抗炎症作用があり、痛みや炎症を抑えることを目的に使われるようです。非ステロイド系の薬は飲み薬だけでなく、湿布などの外用薬、座薬なども、一般的に用いられています。

首筋が硬すぎる時は、中枢性筋弛緩薬

中枢性筋弛緩薬は、首すじの筋肉の硬さを緩めるために使われます。大まかな作用は神経を抑制して、筋肉を緩める作用がありますが、薬によって皮膚などの血管にも作用するものや、筋小胞体のカルシウムイオンを抑制する作用など、作用機序は同じ筋弛緩薬でも違いがあります。

首筋や心が硬い時には、抗不安薬

抗不安薬は精神の薬で、脳の活動を抑えるために使われますが、薬自体で筋肉を緩める効果もあるので、抗不安薬も肩こりに効果がある場合があります。筋肉を緩める強さは薬剤によって変わり、強いものでは高齢者の転倒の原因になる場合もあるので、精神に作用する薬だと思われていますが、決してそれだけではありません。

心が原因の時は、抗うつ薬

ストレスなど心の問題でも、肩こりは起こるので、純粋に心の問題で肩こりがある場合に使われます。また抗うつ薬は、慢性的な疼痛に最も効果があると言われているので、慢性的な痛みがある場合に投与される場合があるようです。

トリガーポイント注射の効果

トリガーポイント注射は、色々な研究があり、肩こり治療の選択の一つとしてありだと思います。83人の被験者に対し、トリガーポイントへの局所麻酔の注射と、食塩水の注射を分けて行った研究では、VASという痛みを測る基準で(0が全く痛くなく、10が耐え難いほどの苦痛)で、トリガーポイントへの局所麻酔を行った人たちは痛みがVASで約3程度減ったという報告もあります。(ちなみに、食塩水の注射でも効果がある場合も報告されており、局所麻酔と食塩水のどちらが良いかはまだはっきりしていないようです。)

なぜ効くのかは、局所に注射を打って、発痛物質を除去したり、血流を改善させることなど、様々な理由があるようです。(この理由なら、トリガーポイントじゃなくてもその周辺に打っても効く気がします。。。正直、なぜトリガーポイントに打つのか、そこでなきゃいけない理由は、説明を見ても謎です。)

しかし、やはり薬であり、また注射なので、めちゃくちゃ少ないですが薬と注射に由来するリスクはあります。アレルギー反応、感染、重篤なものだと(約200施設の有害事象を報告している研究で報告は数件なので、おそらくリスクは0.1%もいかないとは思いますが)気胸や、死亡例もありますので、医師の説明をよく聞いて、納得した上で、熟練した医師から行う必要があるでしょう。

肩こりが直接治ると書いている薬は少ない

今回調べてみて大変だったのは、「肩こり、薬」、「肩こり、ビタミン」と検索しても、薬やサプリメントの具体的な効果を示すような論文はほとんど探せませんでした。簡単に肩こりの薬について書いているものはありましたが、「どのくらいの人に効くのか」、「どういう研究で効くと証明したのか」は、しっかり書いているものは探せず、悲しかったです。。。

調べていて面白かったのは、医者の中には、肩こりがあればとりあえずストレートネックが原因という医者が多いと書いていたことです。仕事や運動などの作業姿勢と肩こりは関係あっても、普段の姿勢と肩こりの関係は曖昧な場合が多いので、医師にはもう一歩踏み込んで、肩こりには色々原因があるから探って欲しいなと思いました。

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