肩が辛くても、それ以外の部位から施術した方が早くて楽に施術ができる場合があるから
肩のこりや肩の痛みで、なぜ足や腰から施術するか?
- プロそうに見えるから???
- 根本治療を目指すから???
- 肩が痛いと言われて肩をするのは素人がすることだから???
色々理由はありますが、私が足から施術する理由は、ただひとつです。遠くから施術した方が、早く楽に肩のこりや痛みがとれる場合があるからです。
経験的にも肩が痛くても、腰だけで施術が終わったときもありました。もちろん逆に、肩だけを施術をするときもあります。
どこからでも施術をするし、特に場所へのこだわりはありません。結果的に楽になるならどこからでも施術します。
触診や、姿勢の評価をして圧倒的に肩が楽になる場合があるときに、一度患者様に主症状の肩ではなく足から施術をしてよいか確認して、了承を得たら迷わず足や腰から施術をします。
しかし、肩が痛いのに足から施術して、なぜ効果がでるのか、今まではあまり上手に説明できませんでした。そんな疑問を考えているうちに、ふとひらめき肩が辛いのに足から施術をする理由の一端がわかったので、動画にしてみました。
膝や腰の位置で肩の動きが変わる
簡単にこの動画を説明すると、足が曲がると腰が曲がるので、肩が挙げづらくなるということです。もし、足が曲がっていても、お相撲さんの四股のように骨盤が前に倒れて腰が後ろに曲がっていなければしゃがんでいても肩は上がりづらくはなりません。
つまり、膝が曲がった状態で、腰が曲がる(猫背)になると、肩が上げづらくなるということです。
このしゃがんだときに、腰の角度で肩が挙げづらくなることがわかったときに、ふといつもしゃがむ動作はやってたのに、なぜ今まですぐ気づかなかったのだろう・・・。ちょっと、自分は鈍感なのかと悲しくなりました(笑)
しかし、気付くことは楽しいので、毎日子育てと並行して少しずつ勉強して、まだ見ぬ身体の原理原則を知るために、これからも身体にについて学んでいきたいと思います(*´▽`*)
肩が上がらない理由の考察
肩関節を大きく上げるためには、最後には体幹を伸ばすことが必要になります。また鎖骨が後方に引かれることで肩が大きく上がります。
膝や股関節が曲がると、骨盤が後ろに倒れます。そうすると腰が後ろに曲がり(猫背)になります。よって膝や腰が曲がると、体幹が伸ばせなくなり、肩が挙げづらくなるのではないかと考えています。